最新記事一覧

孤独の自炊 #001:ちくわぶ おでん (復刻版)

lonely 敗北感、という言葉がこれほど似合う夜もない。 ようやく仕事を終え、 出張先のビジネスホテルに向かう途中、重い足取りで駆け込んだコンビニ。 期待していた「おでん」コーナーは、すでに清掃の準備が始められていた。残っていたのは茶色い汁の底に沈んだ、数個のしらたきだけだった。 だが、私は諦めない。 踵(きびす)を返し、近所の深夜スーパーへ向かう。目指すは練り物売り場だ。 既製品のレトルトおでんセットには目もくれない。あれは「おでん」であって、私の求める「救済」ではないからだ。 カゴに入れたのは、三つの精鋭たちだ。 ちくわぶ:東京の夜の孤独を埋める、小麦粉の塊という名の希望。…

シェフのオススメ「まかない料理」は、おすすめか? - 風流な「まかない料理」

今年、せめて一品だけでもお節料理を作ろうと黒豆を煮たところ、大量の煮汁が残ってしまいました。 この煮汁を無駄にしたくないので調べたところ、粉寒天を加えて数分煮るだけで「黒豆風寒天」ができるというアイデアに出会いました。レモン汁一滴加えることで、カンテンの海藻臭を抑えられることもわかりました。 実際に作ってみると、何の飾り気もない黒い塊が家族にも好評でした。 もしかして、これが賄い料理の本質なのか?と、気づいた瞬間でした。 黒豆を作った経緯については、下記の記事もご参照ください。 https://baneedksy.wordpress.com/2025/12/29/kuromame_ai/ 最近、テレビのグルメ番組だけでなく、飲食店のメニューでさえも「賄い料理」「まかないランチ」といったものを目にすることが少なくありません。 ですが、これって、お得感や「本物の味」をイメージさせようとする悪徳セールストークのようにさえ思え、なんだか、とても、… 変だと感じています。 自分で黒豆の煮汁から寒天を作ったこともあり、余計にその違和感が強くなりました。…

こども十牛図

💡 十牛図とは 十枚の牛の絵になぞらえて人間の精神的な成長のプロセスを表したもので、仏教(特に禅宗系)で昔から用いられてきたものです。 近年ではマインドフルネスの普及に伴いビジネスフレームワークとして使われる場合もあります。 下の画像は、commons.wikimedia.orgでPublic Domain として公開されている複数の画像を、紹介用に一まとめにしたものです。 (Public Domain :…

孤独の自炊 #000:原之足三郎の下仁田ネギ物語 (復刻版)

職業: 地方を飛び回るフリーの雑貨商 特徴: カバンの中に、常に十特ナイフ、耐熱密封ビニール袋(例:ジップロックやリード冷凍保存バッグなど)が忍ばせてある。(その他は必要に応じて現地調達。) 酒は大好き だが、無理強いはしない。 親父ギャグが嫌われることは知っているが、つい独り言の様に呟いてしまう。 口癖:「……よし、今夜の主役(格安食材)は決まった。」 ※耐熱密封ビニール袋は不適切なことがわかりました。🙇 別記事、孤独の自炊外伝で、対案をご紹介しています。💡 三郎:仕事終わりの三郎は、駅へと向かう道すがら、酒屋で旨そうな四合瓶の日本酒を手に入れた後、小さな野菜直売所に足を止める。…

韓国旅行で「チヂミ」を注文していいの?ー AIや翻訳機が教えてくれない韓国風お好み焼きの頼み方 (復刻版)

いきなり、この質問への回答のヒントです。 例えば、お知り合いの外国の方から、 「本格的な寿司を食べてみたいんだけど、とりあえず、 推しのカリフォルニアロールを教えてくれる?」 と言われたら複雑な気分になりませんか? 勘の鋭い方なら、お気づきになったと思いますが、実は「チヂミ」という言葉は、日本人がイメージする、「薄いゴマ油風味のお好み焼のような料理」とは違う意味合いがあるのだそうす。 その気になって探せば簡単な解説はすぐ見つかるのですが、あまり知られていないようですので、まず最初にAIがまとめてくれた説明をお知らせします。 「チヂミ」の語源と韓国語での呼び方 「チヂミ(지짐이)」は、韓国の一部地域(主に慶尚道や江原道など南部・東部の方言)で使われる呼び方で、標準語(ソウルを中心とした韓国語)ではあまり一般的ではありません。 標準語では、主に부침개(プッチムゲ…

慰安婦問題を解決するために、朝日新聞に頼らず、私たちにできることを考えてみた。

はじめに かつて朝日新聞が行った従軍慰安婦問題に関する報道。2014年に記事の取り消しと謝罪が行われましたが、その「検証の結果」や「謝罪の言葉」は、今、それを最も必要としている人々に届いているでしょうか。 改めて、この記事を作成している2026年1月時点での、朝日新聞の公式サイトを確認してみたところ、過去の検証記事をまとめた、数少ない特設ページに集約されているように見えます。 日本語での第三者委員会報告(詳細にまとめられています。どこが間違っていたのか、組織にどんな問題があったのか。最も詳しい一次資料です。一部は英訳され、そのリンクも張られています。) https://www.asahi.com/shimbun/3rd/2014122337.html 英語版でも、いくつか、あまり詳細まで踏み込んでいない記事であれば確認できます。 hhttps://www.asahi.com/ajw/inhouse_news/ しかし、韓国語や中国語での発信は見当たりません。 何よりも問題と考えるのは、検証や反省のほとんどが日本語であり、英語で記されているものでさえ限定的だという点です。 この情報の偏りが、互いの理解を妨げる一因になっているのかもしれません。…