こども十牛図


💡 十牛図とは

十枚の牛の絵になぞらえて人間の精神的な成長のプロセスを表したもので、仏教(特に禅宗系)で昔から用いられてきたものです。

近年ではマインドフルネスの普及に伴いビジネスフレームワークとして使われる場合もあります。

下の画像は、commons.wikimedia.orgでPublic Domain として公開されている複数の画像を、紹介用に一まとめにしたものです。

(Public Domain : 著作権などの利用の制限がなく、公共の財産となったもののことです。)

伝 周文 筆(相国寺蔵)の十牛図を一つの画像に合成

各図の概要は、以下の通りとされています。(仏教については全くの素人の私の個人的解釈です。誤りがありましたら、ご指摘ください。)

  1. 尋牛 - 漠然と、何かを目指そうとして、その象徴の牛を見つけようと決めますが、まだ牛が見つからない状況です。

  2. 見跡 - 本などで目先の目標に気づきますが、本当に目指すべき真の目標はまだ見えていない状況です。

  3. 見牛 - やっと、本当の目標が見えた状況です。

  4. 得牛 - 目標に達するのは大変で、時には姿をくらましてしまうことも。

  5. 牧牛 - 捉まえた牛を放さないようにしておきます。慣れてくると牛も素直に従うようにもなります。

  6. 騎牛帰家 - 心が落ち着けば、牛と一体となり、牛をコントロールする必要もなくなり、家へ帰ることができます。

  7. 忘牛存人 - 家に戻ってくれば、牛を捉まえたりしたことも忘れてしまいます。

  8. 人牛倶忘 - 最初の理由を忘れ、牛も忘れ、捉まえたことも忘れ、忘れるものさえなくなった状態です。

  9. 返本還源 - 無垢の境地になって初めて、ありのままの世界が目に入るようになります。(ものの見方が変わります。)

  10. 入鄽垂手 - そこに至っても、それで満足せず、再び世俗の世界に戻って他の人々にも自分の得た成果と安らぎを与えるようになります。

う~ん。よくわからん、なんだか、めんどくさそう…
って思う人も多いでしょうね。 
はっきり言って、自分もそうです。

でも、この十牛図をモチーフに、色々と落書きをしていたら、最近ぼんやりと、意味が見えてきたような気がしています。

そこで、もうすこし分かり易くできないか、AIと遊んでみました。

AIで分かりやすい画像を作ってもらう

予備実験:基本の十牛図

予備実験として、まず基本の十牛図について、「十牛図を、2行5列で並べて墨絵風に作る」よう指示して作成させてみました。多少の指示内容を微調整したところ、下の結果が得られました。

 

AIが生成した、基本的な十牛図

おぉ、なんだか、冒頭に紹介した、正統派の十牛図っぽいのができたじゃないですか!

そこで、別のバリエーションを検討してみました。

こども じゅうぎゅうず

低年齢層をターゲットにしてみました。セリフも追加しています。


AI生成した画像に、画像処理アプリで手動で文字追加しています。
(文字はみかちゃんフォント使用)

私の勝手な解釈ですが、自分目線でスタートし、途中から、牛の気持ちも考えるようになり、最後はみんなと仲良くしよう、という流れを示すことはできている様に思います。

記事の見出し画像に使ったものは、別AIで生成してみたものを、やはり少し手動アレンジしています。


こどもじゅうぎゅうず 別バージョン

こちらは、セリフは入れてません。それぞれが、どのようなシーンかを考えて、皆さんでセリフを落書きしてみるのも楽しいかもしれません。

この時、

  • 「この時の牛さんは、なんて言ってるかな?」

  • 「牛さんはこの子にどうしてほしいと思っているかな?」

  • 「この子は、初めと終わりで、何か変わったかな?」

  • 「もし、森の影から別の動物がこの子たちを見ていたら、なんて言うかな?」

  • 「今日、幼稚園(学校)でこの子みたいに、あれっ?、って困っている子はいなかった?」

など、のような問いかけも、お子様の社会性を育む助けになるかもしれません。


最近は、一人っ子が増えていると聞きます。

「こどもじゅうぎゅうず」が、文学教育(読書教育)や、情操教育、メタ認知の向上のアイデアになれば幸いです。

このアイデアは、ご自由にご利用ください。

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