ジジイの疑問:LINEって使っていいのか?

LINEって使っていいのか?――
というより、「みんな使っているから」「行政も使っているから」という理由だけで、お知り合いの高齢者などに気軽にLINEを勧めたりしておらんじゃろうか、と最近少し気になっておる。
実は、ワシはLINEは使っていないんじゃ。
2026年2月現在、SNS型投資詐欺やなりすまし詐欺の被害額は過去最悪の規模に達してるらしいな。
今、ワシたちは「使い勝手の良さ」の裏にあるリスクについて、一度立ち止まって考えてもええんじゃないかと思っとる。
気になるところだけでいいから、読んでくれたらありがたい。
■ 連絡手段の安全性ランク(特殊詐欺対策観点:2026年2月版)
ワシなりに感じている「連絡手段の安心感」を整理してみた。
利便性と安全性は、往々にして相反する関係じゃな。
📞【安全性:非常に高い ★★★★★】電話(音声通話)
「声」という唯一無二の生体認証。なりすましを瞬時に見抜き、相手の動揺も察知できる最強の防壁。
最近、国際電話による詐欺(いわゆる「+1」から始まる番号など)は急増してはいるが、他のSNSツールに比べて「入口で止める対策」も直ぐに用意されている。ただし、通信費用はかかる。
🛡️【安全性:高い ★★★★☆】SMS / iMessage
電話番号という個人のアイデンティティに紐づく。匿名性が低く、犯罪のハードルが高い。電話より、すこし使いづらいかも。
📧【安全性:中〜高 ★★★☆☆】Eメール / Signal
歴史はあるが、がフィッシング詐欺には注意が必要じゃ。
ただしLINEほどの「密室性」や「即時性」による強迫観念は低いのお。
❓【安全性:要注意 ★★☆☆☆】LINE
表示名が自由自在に変えられ、知らない相手と繋がりやすいらしい。
圧倒的な普及率が、詐欺師にとっての「美味しい狩場」になってるらしい。
(ワシは使っておらんので、これらはAIに聞いた話じゃが。)
🏴☠️【安全性:極めて危険 ★☆☆☆☆】Telegram
これはもう、報道でも有名になっとるな。
匿名性が高すぎ、犯罪の温床。
一般人が利用するメリットよりリスクが遥かに上回ってそうじゃ。
※これは通信技術そのものの安全性ではなく、「高齢者が特殊詐欺に巻き込まれやすい状況」を前提とした、ワシ個人の体感的な整理じゃ。
じゃが、LINEがこれほど危ないって、みんな、知ってたか?
■ 海外発なのに、ほとんど日本でしか使われていない不自然さ
LINEは日本じゃポピュラーじゃが、海外じゃほとんど使われてへんってことも知ってたか? そもそも、最初は海外で開発されたもの、っていうのも気になっておる。一応、2021年3月以降は、日本企業の位置づけらしいがな。
それはさておくとしても、人のいい日本人は、世界中の百戦錬磨というか別の価値観をもつ人たちの「いいカモ」にされていることは聞いたことがあるじゃろ?
LINE使うって、日本人だけがリスクを一手に引き受けてるようなもんじゃのう…。 便利すぎて辞められんのも、特殊詐欺と同じじゃて。😔
■ 行政・公共機関が抱える「|二重基準《ダブルスタンダード》」の危うさ
そしてもう一つ注意しなければいけないのは、日本政府や自治体の姿勢じゃ。
政府は、機密情報や個人情報の取り扱いにおいて、LINEの使用には一定の制限や慎重な対応を取っていると聞く。
2021年のデータ管理問題や、2024年の総務省による行政指導を経て、少なくとも、利便性だけで判断できないリスクがある場だとは認識しているように見える。
じゃが、一般市民が相談などで個人情報などを書き込む心配もあるじゃろうが。それらは、大丈夫なんじゃろうか?
もちろん、行政側にもコストや利便性の問題があっての判断なのだろうとは思うが――
■ 行政・公共機関の公平性への懸念
もう一つ、ジジイが引っかかる点がある。
LINEは便利じゃが、あくまで特定の民間企業が運営するサービスじゃ。
それを行政が「実質的な標準」のように扱うのは、ほんまに健全なんじゃろうか。
もちろん不正があると言うつもりはない。
ただ、公共サービスが一企業のプラットフォームに強く依存する構造そのものに、わしは少し違和感を覚えるんじゃ。
それでも一般向けの窓口ではLINEが積極的に使われているのを見ると、ワシには少し不思議に思えてしまうのじゃ。🤔
「役所が使っているから公平、安全だ」っていう高齢者の純粋な信頼が、皮肉にも詐欺師への警戒心を解く「お墨付き」になってるようじゃ。
行政には、利便性や効率性だけでなく、公平性、住民の安全を最優先にした手段(電話、郵送、SMS等)への回帰、あるいは併用を強く求めたいものじゃ。
■マスコミが塞ぐフィードバックの窓口
最近のテレビ番組は、とにかく「LINEで連絡して!」って、国民の声聞く気あるんかね? 電話やメールは用意せずに「便利だから」って押し付けるのは、さすがに不誠実じゃろ。
よく調べれば、用意していることもあるらしいが、年寄にとっては、いちいち調べるような、めんどくさいことはしたくない。これもデジタルデバイド、というか、高齢者差別のようなものじゃろが。
情報発信する側が、受け手を選んでるようじゃぁ、かえって信用を失うんじゃないかと、ジジイは心配になるんじゃ。
■ 科学的視点:なぜ高齢者はLINEで「判断」を誤るのか
「注意すれば大丈夫」という精神論は、高齢者には通用せん。加齢に伴う脳の機能変化が、物理的に判断を困難にさせるからじゃ。
「流動性知能」の低下:新しい情報を瞬時に処理する能力が低下するため、LINE特有のスピーディーな展開や「今すぐ」という督促に対して、冷静な判断が追いつかなくなってしまう。
「実行機能」の衰え:複数の情報を整理し、矛盾を見抜く力が弱まるのじゃ。表示名を偽装した「偽の息子」や「偽の役所」を、画面上の文字だけで信じ込んでしまう。
「密室」での心理的支配:1対1のトーク画面は、周囲の目が届かない密室です。一度信じ込むと、外部からの助言を拒絶してしまう心理的トラップに陥りやすい特性もある。
■若いもんが「善意」が入り口を作っていないか?
最も警鐘を鳴らしたいのは、わしらの家族や周囲が「良かれと思って」やってくれる行動じゃ。
「安否確認に便利だから」「孫の写真が見られるから」と、わしら高齢者にLINEをインストールさせ、使いかたを教えるのはいいが、それは、詐欺師に「高齢者の懐へ24時間いつでも潜り込める裏口」を与えているのと同じかもしれんのだぞ。
セキュリティ設定を任せっきりにし、「友だち自動追加」などがオンのままになっていれば、見知らぬ詐欺師が自由に高齢者の生活圏へ入り込める状態を放置していることになるんじゃ。
■ 提言:命と資産を守るための「選択」
ワシらはみんな、便利さと引き換えに何を差し出しているのかを再考すべきじゃ。
行政・マスコミへ:高齢者を含む一般向けサービスではLINEをメイン手段として使うのを止めて、電話や対面、SMSといった、より確実で追跡可能な手段を優先してくれんかのう。
一般の方へ:高齢者に安易にLINEを勧めないでくれ。もし利用する場合は「家族専用」に徹底して制限し、「お金の話が出たら即座に電話で声を確認する」というルールを、親の認知能力に合わせて根気強く共有してくれ。
社会全体へ:デジタル化の波に取り残されないことよりも、犯罪から身を守ることの方が遥かに重要じゃ。「LINEを使わない」という選択も、時代遅れではなく一つの防衛策として尊重されてもいいのではないか、と思うのじゃ。
大切な家族の資産と心を守るために。利便性の追求を一度止め、確実な「声の繋がり」を取り戻す時が来てるとおもうのじゃ。
■ まとめ
最初にも書いたが、ワシ自身は、正直ちょっと怖くてLINEは使っておらん。だから余計に、便利に使いこなしている人を見ると、自分が考えすぎなのかもしれんとも思う。
じゃが、「使っていない」という選択が、不便な人や変わった人のように見られる空気には、少し怖さを感じるんじゃ。
LINEが悪いと言いたいわけではない。ただ、「使わない選択」も、同じように尊重されてもええんじゃないか――それだけの話じゃ。
ワシはXもあまり見ておらん。別にそれで困っとらんし、静かに暮らすこともできておる。たまにnoteで落書きするくらいじゃ。読んでくれる人は少しみたいじゃがな。🥲
じゃが、それでも生活は普通に回っとる。「使っていないと困る」というほどのものでもない、というのが正直な実感じゃ。
新しい道具の便利さの陰で、誰かが涙を流したり、取り返しのつかない傷を負ったりする社会であってほしくないと、切に願っておる。
「便利」よりも「安心」を。
それが、老いゆく身としてワシが選んだ、ささやかな抵抗なのかもしれん。
説教臭い落書きで悪かったのう。考えすぎかもしれんが、詐欺はもうこりごりじゃ。このぐらいのボヤキは勘弁してくれ。
本記事は、以前、noteに投稿していた記事の復刻版です。私はnoteを除名されたため、現在はnoteではご覧いただくことはできません。除名に至った経緯は5243カテゴリーの下記の記事に詳しくまとめてあります。
